2011年6月15日水曜日

砂漠の夜空 その8

そうこうしているうちに ガイドの兄ちゃんが帰ってきました。兄ちゃんが山羊の群れを指して
「どれがいい?」と聞いてきます。「どれが良いって言われても‥」と考えているうちに
兄ちゃんが子やぎを一匹選選ぶのでした。
「じゃ 料理するわ〜」とナイフ一本でバラし始めました。頸動脈をきり、血を抜き、首を落とし、
皮をはぎ、さっきまで「メーメー」鳴いていた子やぎが5分も経たないうちに肉の塊となりました。
辺りは血の匂いでいっぱいでが、彼らは満面の笑みです。僕には少し残酷な場面も
彼らにとっては命の営みそのものなのでしょう。
肉の塊にヨーグルトをつけ、スパイスをふると あら不思議。さっきまでのブルーな気持ちは
どこへやら、僕も食欲を刺激され「さぁ バーベキューだ」と盛り上がったのでした

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